「プログラミングって、理系の人がやるものでしょ?」
正直に言います。2年前の私は、そう思っていました。文学部出身で、ExcelもWordも最低限しか使えない。コードなんて見たこともない。そんな私が、エンジニアとして転職できるなんて、当時は想像すらできませんでした。
でも今、私はWebエンジニアとして働いています。そしてライターとして、自分と同じように悩んでいる人たちの声を聞き続けてきました。この記事では、未経験からエンジニア転職を果たした方々のリアルな体験談と、成功のために知っておきたいポイントをまとめました。
「怖い」は当たり前。でも一歩踏み出した人たちがいる

取材を通じて気づいたのは、転職に成功した方のほぼ全員が「最初は怖かった」と言っていることです。Aさん(28歳・元アパレル販売員)もそのひとりでした。
「プログラミングスクールの無料体験に行くまで、3回キャンセルしました(笑)。怖くて。でも行ってみたら、講師の方が『わからなくて当然ですよ』って言ってくれて。その一言で肩の力が抜けた気がして」
Aさんはその後、約6ヶ月のカリキュラムを修了し、Web制作会社への転職を実現。現在は月収が以前より12万円以上アップしたと話してくれました。
Bさん(32歳・元営業職)の場合は、転職のきっかけが「体力的な限界」だったそうです。
「毎日終電で帰って、休日出勤も当たり前。このままじゃ体が壊れると思って。PCひとつで仕事できるエンジニアって、自由そうだなと思ったんですよね。単純な動機ですけど」
単純な動機で、何が悪いのでしょう。Bさんは現在、リモートワーク中心のIT企業でバックエンドエンジニアとして活躍しています。
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未経験転職でつまずきやすい「3つの壁」
体験談を聞いていると、未経験者が共通してぶつかる壁が見えてきます。
① 「自分には向いていないかも」という自己否定の壁
学習を始めて最初の1〜2ヶ月は、エラーだらけです。「なぜ動かないの?」「何が間違っているの?」と途方に暮れる経験は、ほぼ全員がします。ここで「私には才能がない」と諦めてしまう人が多いのですが、実はこれ、全員通る道なんです。
Cさん(26歳・元保育士)は「泣きながらコードを書いた夜が何度もあった」と語ってくれました。それでも続けられたのは、スクールのメンターに「このエラーは初心者あるあるですよ」と言ってもらえたから、だそうです。
② ポートフォリオ作りの壁
転職活動では、自分が作ったアプリやWebサイトを「ポートフォリオ」として提出します。「何を作ればいいの?」「クオリティが低すぎて恥ずかしい」という声は多く聞きます。
ポイントは「完璧を目指さないこと」。採用担当者が見ているのは完成度よりも、「どんな課題を解決しようとしたか」「どんな工夫をしたか」というプロセスです。Aさんのポートフォリオは「地元の商店街マップアプリ」という、ごくシンプルなものでしたが、「地域への愛着が感じられた」と採用担当者に言われたそうです。
③ 面接での「なぜエンジニア?」という問いの壁
未経験転職の面接では、必ずといっていいほど「なぜエンジニアを目指したのか」を聞かれます。ここでリアルな動機を語れるかどうかが、大きな分岐点になります。
「給料が上がりそうだから」も本音ですが、それだけでは弱い。「この課題を解決したいと思ってプログラミングを学んだ」という軸があると、説得力が増します。
2026年、転職市場はどう変わっているか
2026年6月現在、IT人材の需要は引き続き高い水準にあります。経済産業省の調査によると、デジタル人材不足は今後も続く見込みで、未経験者を積極採用する企業も増えています。特にAI・DX関連のプロジェクトが各業界で進む中、「ITがわかる人材」への需要は文系・理系問わず拡大しています。
一方で、「未経験OKの求人が増えたぶん、ライバルも増えた」という現実もあります。スクールの卒業生同士が同じ求人に応募するケースも多く、ポートフォリオの質や面接力がより重要になっています。
スクール選びで失敗しないために
体験談の中で、「スクール選びを間違えた」という声も正直ありました。「動画を見るだけで質問できる環境がなかった」「転職サポートが名ばかりだった」という失敗談です。
スクールを選ぶ際に確認してほしいポイントは以下の3つです。
- メンターへの質問体制:チャットやビデオ通話でいつでも質問できるか
- 転職支援の実績:転職成功率や、どんな企業への転職実績があるか
- 受講生のリアルな口コミ:公式サイトだけでなく、SNSやレビューサイトも確認する
無料カウンセリングを実施しているスクールが多いので、まずは話を聞いてみることをおすすめします。「相談するだけで決めなくていい」という気持ちで行くと、ずいぶんハードルが下がりますよ。
最後に——「怖い」のは、真剣な証拠
この記事を読んでいるあなたも、きっと何かが怖いのだと思います。「失敗したら」「向いていなかったら」「お金が無駄になったら」——その不安は、それだけ真剣に人生を変えようとしている証拠です。
私がインタビューしてきた人たちは、みんな怖かった。それでも一歩踏み出した。そして、踏み出したことを後悔した人は、ひとりもいませんでした。
2026年の今、チャンスはあります。あとは、あなたが動くだけです。
